アルコール怖い(ライフ/登戸2|登戸
みなさんこんにちは。
クリスマスから正月とご馳走が食卓に並ぶ時期ですね。
それが終われば節分、恵方巻き、雛祭りです。
丁度当院でも診療終了後にささやかなパーティーを催しまして、
Lサイズのピザ、フライドチキン、オードブル、フルーツ盛り合わせ、
〆のクリスマスケーキと幸せいっぱい、お腹いっぱいな
メタボ確定なご馳走をみんなで戴きました。
そういう時に味わうことの多いお酒ですが、
前回の「根絶!飲酒運転」でも触れた通り
アルコールの持つ魔力は恐ろしいものです。
お酒を飲むと酔っ払って顔が赤くなり、気が大きくなって陽気になる、
などの状態になりますが、酔いにも段階というものがあります。
1爽快期:
顔が赤くなり、陽気な気分になる。
2ほろ酔い期:
理性がある程度失われ、体温が上がり脈が速くなる。
3酩酊初期:
気が大きくなる、大声を出すといったより理性の欠如した言動が目立ち、
立ち上がるとふらつくといった症状がみられる。
この1~3の爽快期から酩酊初期にかけて理性を司る大脳真皮質に代わり、
本能や感情を支配する大脳辺縁系の活動が活発になるため
泣き上戸、笑い上戸といった感情が表に出てきます。
これ以上酔った状態になると更に脳の働きが麻痺していき、
人によっては深刻な状況に陥ります。
4酩酊期:
吐き気や嘔吐、歩こうとすると千鳥足、呼吸が早まる、
同じ事を延々と話し続けるといった状態。
体のバランス機構を司る小脳が麻痺した状態にあるため
運動機能が損なわれ、千鳥足が起こる。
5泥酔期:
立ち上がることも話すこともおかしくなり、意識が混濁している。
バランスの小脳に加え記憶を司る海馬までもが麻痺し、
この状態の時のことを記憶できなくなる。
こうして記憶が飛ぶことをブラックアウト、またはアルコール性記憶障害と呼ぶ。
6昏睡期:
意識や記憶がほぼ無くなり、
アルコールによる麻痺が呼吸を司る延髄にまで及んだ場合、
呼吸がゆっくり、最悪の場合呼吸停止による死に至る。
過去に大学のサークルの歓迎会で一気飲みを強要し、
急性アルコール中毒を引き起こし、死に至ったという事件もあったため、
飲酒が命に関わるということが理解できると思います。
(上記のような呼吸停止や急性心不全よりも、
嘔吐による窒息や転倒が死因となったケースが実は多いようです)
酒は飲んでも飲まれるな。
楽しく飲んで無事に帰る為にも無理のない飲酒を心掛けましょう。
あっ、車を運転する予定の方は飲んじゃダメですよ!?
多摩区登戸にある登戸整骨院
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