コンパートメント症候群|方南町
方南町駅前はり灸整骨院です!
当院では肩こり・腰痛などの治療の他、骨盤矯正・産後骨盤矯正なども行っております。
もちろん、交通事故治療も行っておりますので、1人1人に合った治療プランをご提案させて頂きます。
方南町駅前はり灸整骨院では新型コロナウイルス感染症対策として以下のことを行っております!!
オゾン発生器、次亜塩素酸を用いた空気清浄を行なっております。
受付にてアルコール消毒液の設置や術者が患者様の治療ごとに手指消毒をしております。
そのほかにも毎日検温、体温を皆様が見れるように掲示、マスク着用、治療器具の除菌・殺菌なども徹底しております。
新型コロナウイルス感染症に対しての院内環境の安心安全に努めております。
コンパートメント症候群とは
蹴られる、タックルされるなどのスポーツや交通事故などによる打撲、骨折、脱臼などをきっかけにそれによる皮下出血で組織内圧が上昇して筋肉内細動脈の血行障害を引き起こし筋腱神経組織が壊死する障害です。組織が壊死に陥ると機能障害は永久的になるため初期の迅速な判断が重要です。全身では特に下腿に好発します。下腿は筋膜などで4つの小さい区域に区画(コンパートメント)されているため内圧が上昇しやすいです。
下腿のコンパートメントは強い筋膜によって
①前方②側方③浅後方④深後方に分けられます。
①前方
前脛骨筋、長母趾伸筋、長趾伸筋
②側方
長・短腓骨筋
③浅後方
腓骨筋、ヒラメ筋、足底筋
④深後方
後脛骨筋、長母趾屈筋、長趾屈筋
から成り立っています。
症状は各部位での疼痛、腫脹、圧痛、硬結、運動時痛、コンパートメント内にある神経麻痺による知覚麻痺、他動的運動障害、他動的運動時痛があります。
①前方
最も頻度が高く疼痛、腫脹、圧痛は下腿前外側にあり深腓骨神経領域の知覚障害(第1,2足趾間)、筋力低下は足関節背屈(前脛骨筋、趾伸筋)にあり、他動的運動時痛は足関節と足趾の底屈時にあります。
②側方
圧痛は外側にあり浅腓骨神経領域(下腿外側)知覚障害、足関節外返し(長・短腓骨筋)の筋力低下、足関節内返しの他動的運動時痛がありす。
③浅後方
圧痛は後方(ふくらはぎ)にあり腓腹神経領域の知覚障害、足関節底屈(腓腹筋、ヒラメ筋)の筋力低下、他動的足関節の背屈時痛があります。
④深後方
圧痛は後方(下腿内側)にあり脛骨神経領域(足底内側)の知覚障害、足関節の後脛骨筋・足趾伸筋の筋力低下、足趾の他動的背屈時痛があります。
急激な疼痛や腫脹、変形がある場合は直ちに病院医療機関に行きましょう。応急処置としてはRICE処置を行います。内圧が50㎜Hg以上の場合は手術適応で30㎜Hg以上が数時間経過する場合はコンパートメントの筋膜切開術をして内圧を低下させることを考慮します。
慢性例では前脛骨筋、腓腹筋、腓骨筋などのストレッチなどをして筋肉の血流を良くし柔らかくしていきます。筋肉が急に伸ばされるような動きは避けるようにしましょう。
方南町駅前はり灸整骨院 院長 畑