ばね指|秦野市
ばね指(弾発指、Trigger Finger)は、指の屈筋腱が腱鞘(けんしょう)の中で引っかかり、指の動きがスムーズに行かなくなる状態を指します。特に、指を曲げたり伸ばしたりする際に、引っかかりや痛みが生じることがあります。
ばね指の症状
- 引っかかり感:指を曲げたり伸ばしたりするときに、引っかかる感覚があります。
- 痛み:指の付け根や腱鞘の部分に痛みが生じます。特に、朝方に痛みが強くなることが多いです。
- こわばり:指がこわばって動きにくくなります。特に朝起きたときに感じることが多いです。
- 腫れ:指の付け根が腫れることがあります。
- 弾発現象:指が曲がった状態から急に伸びる際に、「バネがはじける」ような感覚や音がします。
ばね指の原因
- 使いすぎ:指や手を頻繁に使う仕事や趣味(パソコン作業、楽器演奏、スポーツなど)によるもの。
- 加齢:年齢とともに腱や腱鞘が変性しやすくなる。
- 炎症:リウマチや糖尿病などの基礎疾患による腱鞘の炎症。
- 遺伝:家族にばね指の患者がいる場合、遺伝的要因が考えられます。
診断
- 身体診察:医師が手や指を触診し、症状や引っかかり感を確認します。
- 画像検査:X線や超音波検査を行うこともありますが、典型的な症状であれば診断に必要ないことが多いです。
治療法
保存的治療
- 安静
- 指や手を使う動作をできるだけ控え、腱の炎症を抑えます。
- アイシング
- 痛みや腫れがある場合、冷やすことで炎症を抑えます。
- ストレッチ
- 軽いストレッチや指の運動を行い、腱の動きを改善します。
- 装具の使用
- 指を固定するための装具やサポーターを使い、動きを制限します。
- 薬物療法
- 痛みや炎症を軽減するために、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)を使用します。
- ステロイド注射
- 腱鞘に直接ステロイドを注射し、炎症を抑えます。効果は数週間から数か月続くことがあります。
手術療法
- 腱鞘切開術
- 保存的治療が効果を示さない場合、手術によって腱鞘を切開し、腱の動きを改善します。手術は通常、局所麻酔下で行われ、短時間で済みます。術後はリハビリが必要ですが、通常は数週間で回復します。
予防
- 適度な休息
- 指や手を酷使しないようにし、適度に休息を取ることが大切です。
- ストレッチとエクササイズ
- 日常的に指や手のストレッチやエクササイズを行い、柔軟性を保ちます。
- 適切な姿勢と動作
- パソコン作業などを行う際には、適切な姿勢を保ち、手首や指に負担をかけないようにします。
ばね指の症状が続く場合や悪化する場合は、早めに医師に相談することが重要です。適切な診断と治療を受けることで、症状を改善し、日常生活の質を向上させることが可能です。



