関節ネズミ|秦野市
関節ネズミ(かんせつねずみ)は、関節内で遊離している小さな骨片や軟骨片を指します。
この骨片や軟骨片が関節内で動き回り、痛みや炎症、関節のロックなどの症状を引き起こします。
原因
関節ネズミの原因は以下のようなものがあります:
- 外傷:スポーツや事故などによる外傷で関節内の骨や軟骨が剥がれ落ちることがあります。
- 変形性関節症:長期間にわたる関節の摩耗や変形によって、骨片や軟骨片が剥がれ落ちることがあります。
- 血行障害:関節内の骨に血流が届かなくなり、骨片が壊死して剥がれることがあります(離断性骨軟骨炎)。
- 関節リウマチ:炎症によって関節内の組織が破壊され、骨片や軟骨片が剥がれることがあります。
症状
- 関節の痛み:関節内で骨片が動き回るため、痛みを感じます。痛みは不定期に発生し、特定の動作や運動で悪化します。
- 関節のロック:関節内で骨片が引っかかり、関節が突然動かなくなることがあります。
- 関節の腫れと炎症:関節内の骨片が原因で炎症が生じ、関節が腫れることがあります。
- 可動域の制限:痛みやロックのために関節の動きが制限されることがあります。
診断
関節ネズミの診断には以下の方法が用いられます:
- 問診と身体検査:患者の症状や既往歴を確認し、関節の可動域や痛みの部位を評価します。
- 画像検査:
- X線:骨片が確認できる場合がありますが、軟骨片は見えにくいです。
- MRI:関節内の軟骨や軟部組織の詳細な画像が得られるため、関節ネズミの存在をより正確に確認できます。
- CTスキャン:骨片の位置や大きさを詳細に確認するために使用されます。
治療法
治療は症状の重さや骨片の位置、大きさによって異なります。
- 保存療法:
- 安静:痛みが強い場合は、関節を安静に保ちます。
- 薬物療法:痛みや炎症を抑えるために、NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)や鎮痛薬を使用します。
- リハビリテーション:理学療法士の指導のもとで関節の可動域を維持し、筋力を強化します。
- 手術療法:
- 関節鏡視下手術:小さな切開を通して関節鏡を挿入し、骨片や軟骨片を取り除きます。これは最も一般的な方法です。
- 開放手術:関節鏡視下手術が困難な場合や、骨片が大きい場合に行われます。
予防
関節ネズミを予防するためには、以下の対策が有効です:
- スポーツ時の注意:スポーツや運動中に関節に過度の負担をかけないように注意します。適切な準備運動やストレッチを行います。
- 体重管理:適切な体重を維持し、関節に過度の負担をかけないようにします。
- 正しい姿勢と動作:日常生活や仕事で関節に負担がかからないように正しい姿勢と動作を心がけます。
- 定期的な運動:適度な運動で関節の柔軟性と筋力を維持し、関節の健康を保ちます。
関節ネズミの症状が続く場合や悪化する場合は、早期に医師の診察を受けることが重要です。



