ばね指について|秦野市
ばね指は、指が屈曲している状態で突然伸展する際に、指が突然動きが止まることを特徴とする状態です。
これは指の屈筋腱が狭い腱鞘内で引っかかることによって引き起こされます。通常、この状態は痛みや不快感と共に現れます。
ばね指の主な症状には、指の関節が突然ロックされたように感じること、または屈曲または伸展するときに突然の「ポップ」感覚があることが含まれます。
初期の段階では、症状は使用時にのみ発生する場合がありますが、進行すると安静時にも症状が現れることがあります。
ばね指は、特定のリスク要因によって引き起こされる可能性があります。
これには、年齢、糖尿病、関節リウマチ、手の使用頻度の増加などが含まれます。
また、手の使用パターンによっても影響を受ける可能性があります。
ばね指の治療法には、次のようなものがあります:
1. 保守的な治療:最初には保守的な治療法が試みられます。これには、安静や炎症を抑えるための非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の使用、指のサポートや固定、物理療法などが含まれます。
2. 注射療法:場合によっては、ステロイド注射が狭い腱鞘の炎症を減少させ、ばね指の症状を改善するのに役立つことがあります。
3. 手術:保守的な治療が効果的でない場合や、症状が重度の場合には、手術が必要となることがあります。手術では、腱鞘を切開して屈筋腱の動きを改善し、ばね指の症状を解消することが目指されます。
総括すると、ばね指は指の屈筋腱が腱鞘内で引っかかることによって引き起こされる状態であり、手指の屈曲や伸展時に異常な動きが生じます。早期の治療によって症状の管理や改善が期待されます。
東海大学前駅の接骨院・はり灸院 院長 福島祐司