シーバー病について|秦野市
シーバー病(Sever’s disease)、または踵骨骨端症(かかとの骨端症)は、成長期の子供や青少年に見られる踵(かかと)の成長板に生じる痛みと炎症のことを指します。これは、急激な成長や過度の運動によって引き起こされます。
原因
シーバー病は、以下のような要因によって発生します:
- 成長期:成長期には骨の成長が急激に進み、成長板(骨端軟骨)が柔軟であるため、ストレスを受けやすくなります。
- 運動:ランニングやジャンプなどの繰り返し動作が、かかとに過度の負担をかけ、成長板に炎症を引き起こします。
- 靴:適切にフィットしない靴や、クッション性が不足している靴を履くことで、かかとに負担がかかります。
- 筋肉の硬直:特にふくらはぎの筋肉が硬直していると、アキレス腱を通じてかかとに余分な力がかかります。
症状
シーバー病の主な症状は以下の通りです:
- かかとの痛み:運動後や、特にランニングやジャンプの後に痛みが強くなることが多いです。
- かかとの圧痛:かかとの後ろや側面を押すと痛みを感じます。
- 歩行の異常:痛みを避けるために、つま先で歩いたり、かかとを浮かせて歩くことがあります。
- 腫れや発赤:まれに、かかとに腫れや発赤が見られることがあります。
診断
シーバー病の診断は、通常、以下の方法で行われます:
- 問診と身体検査:患者の症状や運動歴を確認し、かかとの圧痛や歩行の様子を観察します。
- 画像検査:X線を用いて、他の原因(骨折や感染症)を排除するために検査することがありますが、シーバー病自体はX線では明確に示されないことが多いです。
治療
シーバー病の治療は主に保存的な方法で行われ、以下の方法が一般的です:
- 安静と活動制限:痛みがある間は、ランニングやジャンプなどの活動を避け、かかとに負担をかけないようにします。
- アイシング:痛みや腫れを軽減するために、かかとにアイスパックを当てます。1回15-20分、1日数回行います。
- 適切な靴の選択:クッション性が良く、かかとをサポートする靴を選びます。インソールやヒールカップを使用することも効果的です。
- ストレッチと筋力強化:ふくらはぎやアキレス腱のストレッチを行い、柔軟性を保ちます。また、足底筋の強化も重要です。
- 痛み止めの使用:アセトアミノフェンや非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)を使用して、痛みを和らげます。
予防
シーバー病を予防するための対策には、以下の方法があります:
- 適度な運動:成長期の子供が過度に運動しすぎないように、適度な運動量を心がけます。
- 適切な靴の選択:クッション性があり、足に合った靴を選びます。
- 柔軟性の維持:ふくらはぎやアキレス腱のストレッチを日常的に行い、筋肉の柔軟性を保ちます。
- 体重管理:適切な体重を維持し、足に過度の負担がかからないようにします。
シーバー病は成長とともに自然に改善することが多いですが、症状が続く場合や悪化する場合は、医師に相談することが重要です。



